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今シーズンを盛り上げる新グッズ!名古屋の伝統工芸品『末廣堂』の“DO,RED.扇子”で会場を赤く染める

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今秋から第3回目の開幕を迎えるBリーグ。選手も入れ替わり、「DO, RED.」のスローガンをもとに、新しく生まれ変わった名古屋ダイヤモンドドルフィンズの試合を心待ちにしているかたも多いのではないでしょうか?

勝利を目指して奮闘する選手たちを応援するときには、何と言っても観戦グッズが欠かせません。これまでもグッズの種類は豊富でしたが、今シーズン、満を持して応援グッズが登場!一体、どのような仕様なのでしょうか?

「DO,RED.」の合言葉を胸に、情熱の赤扇子で会場をドルフィンズ色に染める

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名古屋市出身の演出家・映画監督、堤幸彦氏が手がけるアリーナ演出でも活躍予定

注目の扇子デザインは、ドルフィンズのクラブカラーでもある「赤」を基調としています。扇面の両側には「DO,」と「RED.」が分けて書かれており、手首をひらひらと動かすことで、2018-19シーズンのスローガンである「DO,RED.」が表現できる仕様に。その名も「DO,RED.扇子」。

「DO,RED.」というのは、造語で「赤にする=赤に染めていく」という意思。さらには「“DO”lphins RED(ドルフィンズレッド)」という2つの意味を込めています。

扇子自体とても軽いため、持ち運びは楽々!手首を反転させるという簡単な振り付けなので、子どもも扇子を持ちながら気軽に応援を楽しむことができるはず。熱のこもった応援で疲れてきたら、扇子をあおいで涼をとることもできます。

最大の注目ポイントは、名古屋市出身の演出家・映画監督、堤幸彦氏が手がける今季のドルフィンズの応援スタイルに活用するということ!日本を代表する演出家の世界観に、DO,RED.扇子がどのように組み込まれるのか。会場に足を運んだ際には、ぜひその点に注目してみてくださいね。

扇子を手がけるのは、由緒ある名古屋の扇子問屋『末廣堂』

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“名古屋扇子”の歴史を支えてきた、大正元年創業の扇子問屋

今シーズンを盛り上げること間違いなしの「DO,RED.扇子」。実はこれ、ドルフィンズアリーナからほど近い場所に店を構える扇子問屋『末廣堂(すえひろどう)』が一本ずつ手作りしているものなんです。

大正元年に創業して以来、多くの伝統工芸産業が廃れてゆくなかでも、「名古屋扇子」の歴史を支え続けてきた『末廣堂』。ドルフィンズのオフィシャルパートナーとして応援グッズを手がけることになった今、ドルフィンズに対して、また名古屋という街に対してどんな想いを抱いているのか。また、扇子を通じてドルファミに伝えたいこととは一体…。株式会社末廣堂の川瀬なをみさんに率直な気持ちを伺いました。

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川瀬さんの曽祖父が創業したという『末廣堂』。開業当初は、主に海外輸出向けに扇子を作っていたのだとか。ところが1970年代に起こったドルショックや石油危機の煽りを受けた。以来、国内販売に注力するようになり、現在では100%国内向けに扇子を生産していると言います。

時代を経るごとに、さまざまな伝統工芸品の衰退が叫ばれる昨今。職人の少なさから工場生産に頼った扇子も見られるなか、『末廣堂』では創業当初からの生産技法を守り続けているそう。

川瀬なをみさん(以下、川瀬)「扇子づくりは分業なんです。骨組みを作る人、扇面紙を作る人、絵を付ける人と職人がそれぞれ分かれているんですね。どこか一つでも欠けてしまうと、扇子を作り続けることはできません。海外で加工する会社もありますが、そうすると職人への発注が減りますよね。仕事がなくなれば、職人はどんどん辞めていく。職人がいなくなってしまえば、扇子作りそのものが衰退していってしまいます。扇子という工芸品を残していくためには、ある程度外へ発注をかけ、それぞれの職人の仕事を担保する必要がある。それが昔からのスタイルなんです」

扇子そのものにかける想いが強い『末廣堂』。実は「名古屋」と「扇子」の両者には、昔から深い結びつきがあるんだとか。

川瀬「名古屋は京都に次ぐ“扇子の二大産地”なんです。京都の扇子職人が名古屋の幅下地区(『末廣堂』の店舗がある地区)に移住したのをきっかけに、“名古屋扇子”というものが広まったと聞いています。その名残で、今でもこの地域には扇子問屋がいくつか残っているんですよね。今ではその数も少なくなってしまいました」

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伝統工芸品の宝庫である京都に次いで、ここ名古屋で扇子作りが盛んであることは地元市民にも意外に知られていないと言います。

「京都扇子」と「名古屋扇子」の両者には、何か違いはあるのでしょうか。

川瀬「違いはね、特にないんですよ。作り方や材料は全く同じ。ただ昔から、京都では飾り扇子など高級な物が、名古屋では男物や祝儀扇など安価なものが多く作られていたんです。今は少なくなりましたが、昔は銀行員や保険会社が夏のお中元として扇子をよく配ったんですよ。そういう安価で量産的な扇子は、名古屋で多く作っていましたね」

職人の数も減り、昔ほど人の手に触れられることの少なくなった扇子。だからこそ、名産地でもあるここ名古屋で、一つでも多くの扇子を次世代に残していくことが『末廣堂』の使命でもあると川瀬さんは語ります。

川瀬「小さい頃から、扇子は身近な物でした。扇子作りのお手伝いは3歳からしていたほど。なので、『扇子は伝統工芸品の一つだ!』みたいな強い自覚はないんです。ただ、自分にとって身近な物だからこそ、これから先も残していかなければという思いはあります。今、名古屋扇子製造組合のなかでも扇子問屋って8社しかないんです。職人の高齢化も進み、少しずつ減ってしまうのではと心配されています。名古屋扇子が絶えてしまわぬよう、一社でも多く扇子問屋を残していくためにも頑張らなくてはと思いますね」

『末廣堂』が抱く、ドルフィンズのオフィシャルパートナーとしての思い

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ドルフィンズと一緒になって“名古屋”を盛り上げていけるように

今シーズンから、ドルフィンズのオフィシャルパートナーとなった『末廣堂』。扇子グッズ制作の話が最初に舞い込んで来たときの心境について、川瀬さんはこう話します。

川瀬「実は、扇子制作の依頼をもらうまでドルフィンズのことはよく知りませんでした。名古屋ダイヤモンドドルフィンズというチームが存在することも、そのホームがドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)だということも。ただ、とても強い縁を感じたんです。私自身もイベントで名古屋城によく足を運んだりするので、これを機に名古屋という街をドルフィンズと一緒になって盛り上げていけるのではと予感しましたね」

観戦グッズ用を制作する際には、問屋と発注者の間に仲介業者が2〜3社入るのが一般的。しかし今回は、ドルフィンズから直接オファーをもらったため、扇子を直接手にする人たちの顔が見えやすいと言います。

今季は堤監督プロデュースのアリーナ演出の“キーアイテム”として起用されることもあり、より扇子に注目が集まることも期待されます。

川瀬「演出のなかで使うグッズとして扇子が選ばれたっていうのはすごく嬉しかったです。今まで扇子を手に取る機会がなかった人でも、これを機に扇子の良さを感じてもらいたい。この地域は昔からの城下町で、扇子だけではなく、名古屋友禅やノリタケチャイナなど、“ものづくりの街”なんですよね。グッズを手に取ったドルファミの方々に、“名古屋扇子”の魅力を、延いては城下町ならではの“ものづくりの魅力”を伝えられると良いなと思っています」

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満を持して登場するドルフィンズの応援グッズとなる「DO,RED.扇子」は、このように『末廣堂』の店内にて一本ずつ丁寧に手作業で作られています。その日の天候によっても作り方を工夫する必要があるんだとか。その調整は、マニュアルに沿って行うわけではなく、職人の長年の経験と勘によって行うというから驚きです。

『末廣堂』では、扇子作りのワークショップも開催されているそうなので(要予約)、興味のあるかたは参加してみてはいかがでしょうか。扇子の奥深さを肌で体験できるはずです。

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たくさんの職人の想いが詰まった『末廣堂』の扇子。ドルファミのみなさんがこの扇子を手に、ドルフィンズアリーナを赤く染め、心を一つにして選手を応援するのが今から楽しみでなりません。扇子はホーム開幕戦の10月6日(土)から試合会場にて販売します。価格は名古屋にちなんで758円(税込)です。みなさん是非一度手に取ってみてくださいね。

(取材時点:2018年9月18日)

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2018年10月3日